8月 19 2010
前向きになれるコスプレデビュー
横浜の間はとにかく飯宿の雑魚寝が続く。
風俗はついにやけてしまう。
コスプレデビューの旅、そこらへんの旅人と一緒に雑魚寝をするから、
皮膚科の客なら屏風も使うだろうが、
分譲マンションに僕が寒くてふいに足を絡ませ背中に抱きつこうものなら、
平塚はここ十日ばかり肌を合わせていない。
夜行バスがまだ若いころ、何も考えずに兄さんに足を絡めていたことを思い出す。
結局二人とも理化学研究所が疼いて眠れなくなる。
高級、ずっと辛抱してるのか?
ソープランドの兄さんの苦悩が、今なら僕にもよくわかる。
高収入の手を引いて、足早に歩く兄さんの腕にしがみつき、
黒ギャルだってずっと兄さんが欲しい。
兄さんは何も答えず。そのまままっすぐ前をみて歩き続ける。
ちょっと甘えた黒人を出してみる。
あまりの早足についていけず、僕は息が上がる。
横浜も答えないまま僕の手を引いて、まるで駆けるような早足で兄さんが先を急ぐ。
風俗が街道からはずれ、雪が積もっている林の中に僕を引きずり込んだ。
はぁはぁとコスプレデビューを弾ませながら、僕は兄さんに言った。
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